1962-03-02 第40回国会 衆議院 予算委員会 第18号
日本鋼管や丸善は、三十二年の九月十七日のクーデター以前におけるピブン政権のもとにおける、サリットと肩を並べて勢力争いをしたバオ警察長官につながっていた。だから、この日本鋼管、丸善の九十六億というのは、これはピブン政権につながるその第一の実力者であるバオにつながっていた。それが三十二年の政変で倒れた。
日本鋼管や丸善は、三十二年の九月十七日のクーデター以前におけるピブン政権のもとにおける、サリットと肩を並べて勢力争いをしたバオ警察長官につながっていた。だから、この日本鋼管、丸善の九十六億というのは、これはピブン政権につながるその第一の実力者であるバオにつながっていた。それが三十二年の政変で倒れた。
○竹尾委員 そこでタイの問題でありますが、與謝野局長は非常に楽観されているようでありますけれども、大体ピブン政権は御承知のように共産党反対であるけれども、実質的にこれはどうであるかということが問題になるので、最近相当動揺しておるということは明らかだろうと思います。
ただいま御指摘になりましたように、ピブン政権反対の要人たちが、いろいろと政府倒壊の陰謀を企てておるということも事実でありまして、これらが共産勢力と手を握るということもまた可能性がありますが、華僑が三百万おりまして、これがピブン政権の頭痛の種となつているということも事実なのでありますが、最近伝えられるところでは、ピブンはフィリピンのキリノ大統領とも連絡をとつて、何とか共産勢力を協同して防衛する態勢をつくりあげるということに